基本情報
【往路】 石割山登山口 ~ 石割神社 ~ 石割山 ~ 平尾山 ~ 大平山
【復路】 大平山 ~ 平尾山 ~ 石割山登山口
登山道入口まで
私達は、電車・バス派ですが、今回は、マイカーを選択。
一つ目の理由は、石割山までの電車・バスの乗り継ぎのロス時間が多いためです。
(電車→バスの乗り換え時間が2分間。それを逃すと40分待ちという恐怖の乗換案内)
バスを電車の時刻と合わせてくれてたらいいのになあ…。
二つ目の理由は、バスの始発が遅いため、到着時刻が遅すぎてしまうためです😢
せっかくの休日が、遅い時間のスタートではもったいない。
朝の澄んでいる空気が気持ち良いので、今回はマイカーを選択。
11月中旬の早朝の山梨。
まさかこんなにも、冷え込んでいるとは。
ノーマルタイヤで耐えられるかどうか… ぎりぎりかも。
有料道路脇のビニールシートに霜が降りていたし、路面もちょっと白っぽく見えなくもない。
霧に包まれた山中湖畔も路面状態が怪しいですね…。
念のため、ゆっくり走行。
後ろに車がいると、ちょっと申し訳ないな~なんて思いつつ、セイフティーファーストです。
(翌週、スタッドレスタイヤに交換する予約をしてあるのですが、今現在ノーマルタイヤの時点で、セイフティではないですね…)
富士山麓の早朝、冬が早いです。

7時に石割山神社の駐車場に到着。
この時間で、駐車場にはもう10台くらい車がいました。
車の中ではリラックス用の靴下とスニーカーだったので、登山用靴下と登山靴に履き替えます。
あれ????
靴下が、脱げない!!!
この先の醜態について、余談なので、興味がある方だけクリックをして読んでください…💦
↓
登山用レギンスは強力である✨
いつも履いているユニクロのヒートテックレギンスは、ゆとりがあって伸び縮みします。
長ズボンを愛用している私は、先に靴下を履いてからレギンスを履くこともよくあります。
普通は、レギンスを履いてから靴下を履くようですが…
誰が履く順番を決めた?
別に誰からも見えないし~!
・・・と思っていたのに、ここで災いが…。
登山用のサポートレギンスは、筋肉をサポートするためだから、パツパツできつい。
ひざ下まであるリラックス用の長い靴下は、しっかりと登山用のレギンスで締め付けられ、びくともしない!
体がガチガチに硬い私は、ひっくり返ったカブトムシのように手足をばたつかせ、見えている部分の靴下を必死に引っ張ります。
全っ然、動かない!!
登山用レギンスのサポート力は、かなり強力だということが証明されます。
車の中とはいえ、周りに人が見えるところで、ズボンとレギンスを脱ぐのは憚られる。
「お~い!私を助けに来てよ~!」と、10メートル先でストレッチをしているハタラキモノくんに、車の中から1分間ほど念力を送る。
すると… 念力が通じた~💗
私の元へ来てくれるではないか~💗

今さあ、そこの橋の霜で滑って転んでいる人がいて、すごい音がしたよ。だから、注意した方がいいよ。


ありがたい「危険の注意喚起」をしに来てくれたのであった…。
この橋、確かにツルツルです!
しかし、今の私は、「危険の注意喚起」をするのであれば、「登山用レギンスの危険の注意喚起」をしておいてほしかった…と、思ってしまう。
「靴下が脱げなくなっちゃったの~」と、いつものように、醜態を見せる…。
ハタラキモノくんは助手席に座り、後部座席にいる私の靴下を引っ張る。



ほんっとに、全く動かないね。どうしたら、こんなるんだ??
「痛い痛い!足がつる~」と悶えてうつ伏せになると… ちょっと楽になる!
「人に靴下を引っ張ってもらう時には、うつ伏せが楽だ」という、どうでもいいことを学び取り、かなりの力で引っ張ってもらい、ようやく左足の靴下が脱げる。



え~ もう片方も~??
とかブツブツ言いながらも、ちょっと要領を得て、さっきよりは少し早く私の右足の靴下が解放される。



大きなかぶを抜いたみたい…
ハタラキモノくんはまあまあしっかりしているほうだから、間抜けな姿をほとんど見せたことがありません。
若かりし頃、「おかしいよ~」と笑いながら言うのがハタラキモノくんの口癖だった気がする。
今は言わなくなっているから、もしかしたら私は、常識というものを無くすパワーを持っているのかもしれない。



ありがたや~☆ あなたと出逢ったおかげで、私の人生パラダイス♬



はいはい…
石割神社
さてさて、無事に登山用靴下と登山靴を履き、鬼門である霜で滑る橋を越え、神社の石段へ。


20段ほど登った時…
車の鍵を閉めたっけ?
急に不安になり、立ち止まる。
どうしよう、ここから車は見えるけど、ミラーが閉じているかがはっきりと分からない。
遠くからキーを押してみるけど、反応は見られない。



心配だから、確かめに戻ってもいい?
「じゃあ、僕が行ってくるよ」という言葉を期待してみるが、その言葉を受け取ることはできず…。
残念ながら、すでに苦労を味わわせているため、素直に自分が戻る。
何てことはない。
ちゃんと鍵はかかっている。
山に行く時には、特に意識して、車の鍵を閉めておこう!
「余分に動く」というナマケモノにあってはならないことをし、2歩ずつ登っていく難しい歩幅の長い石段を登る。
「1段につき2歩ずつ登る階段」というのは、いつも同じ足を振り上げるので、結構疲れます。
すぐ後ろには、3歳くらいの小さな女の子を連れた家族連れがいました。
「この子には抜かされないようにがんばろう!」
と勝手にライバルを決め(笑)、コツコツと登り続けました。
長い直線の階段を登りきると…
ステキな景色が待っています!
実際に足を運んでみると、凄さが分かります~😊
重たい体を持ち上げ、1段を2歩で登る階段をクリアしました!


そのあと…
ほぼ、平らで広めの道が続く。
楽ちんで気持ちいい~♫
木の間から見える富士山もきれい~!
木の間から見える山中湖の雲海が美しい!!
有料道路を車で降りた時までは快晴だったのに、山中湖畔に行ったら急に霧に包まれ、全然違う天気だったのです。
上から見ると、美しい雲海になっているのですね~!!


神社の手前で、ちょっと細くて狭い急こう配の道はあったものの、最初の目的地の神社に到着。
そして、神社の右手にある大きな岩の間を通ってお参りをします。


本当は3周するみたいだけど、1周で私達は満足。
狭いので、リュックはベンチに置いてから通った方がいいですね。
リュックを背負ったまま通ったら、リュックがすれるくらい狭かったです。
石割山
石割山頂上までは、背丈の高い笹で囲まれた、狭くて傾斜の急な細道が続きました。


急こう配なので、体にかなりの重さを感じました…💦
何とか登り切って石割山の頂上へ!!


富士山が~~~💙💙💙
大きい!!
少しだけ山中湖に雲海が残っていて、それもまた趣があります!
今日1日だけで日本全国から、富士山は何枚写真を撮られるのかしら?
ひょっとしたら、日本で一番写真を撮られている人気者なんじゃないの?
いい景色とおいしい空気、最高ですね~!!
本当はシートをひいておにぎりを食べたかったけど、霜がおりていて地面がべちょべちょだったので、立ったままおにぎりをパクッとしました😊


しばらく石割山を下っていきます。
下りはじめの道は、雨水の通り路にもなっているようで、真ん中がくぼんでいます。
(上の写真、8時53分のもの)
だから、足を横に開いた状態で、へこんでいない部分を歩いて下っていきました。
平尾山




分岐点をすぎ、平尾山に到着。


平尾山も、気持ちいい!
石割山にいた時よりも、富士山が大きく見えます。
山中湖の雲海はもう消えていました。
別荘地かと思われますが、この辺りにはたくさんの建物があって、こんな素敵な景色を眺めながら生活できるなんて、優雅だな~なんて羨ましく思い…。
頂上のベンチで2個目のおにぎりをパクッと食べ、次の山へ。
次の山に向かうために、平尾山のロング階段を下ります。
数えたら、およそ360段。
帰りもここを通ります。
帰りには、ゼーゼーと無言で粗く呼吸をする、恐ろしい表情をした生き物が現れるのが予測できるのであった…。
複数の山を越える登山は、体力を使ってきたあとに登りがあります。
「同じ道を戻る」ということは、「長い階段を登ならなくてはならない」という怪談話がはっきりと分かっているから… きつい…。
大平山


復路のことを考えて悲観的になっていたのですが、富士山と木のトンネルのきれいな道が迎えてくれます。
何の木だか知りませんが、緑の葉の季節(花が咲くのかしら…?)には、ステキな場所になりそうです。


しばらく進むと、今度は、目の前に上り階段が現れます。
こちらの階段は、別荘地(?)のすぐ脇にあります。
動物除けのためだと思われる、有刺鉄線、久しぶりにお目にかかりました。
景色の良い別荘地にあるアスファルトの道路と、自力で登る登山道は、有刺鉄線で完全に分離されていました。
まだ長い階段は続きますが、ようやく最後の目的地である大平山の頂上が見えてきました。






大平山頂上に到着!
富士山が目の前~💙💙💙
かなりの迫力、雄大です。
石割山と平尾山からの景色も素晴らしいのだけど、解放感と富士山の雄大さを味わうのは、大平山が抜群です!
目の前は広い富士山麓と富士山だけ!
朝の方がもっと空気は澄んでいたから、早い時間だと、さらに美しい姿を見せてくれていたのかもしれないです。
でも、快晴の中、大きな富士山は、本当に見事です!!
写真ではなく、自分の目で見ることに意味がありますね!
ガスでお湯を沸かし、カップラーメンを食べている人があちこちに。
ゆっくりカップラーメンが食べられる山です。
おいしそう… と思いながら、私達も、パンを食べながら景色を思いっきり満喫し、長めの休憩を取りました。
頂上には、公園関係者の軽自動車が。
おそらく、反対側からは、車の道があるのだと思われます。
交通手段でバスを選択すると、大平山から飯盛山、長池山を越えて、山中湖のほうに抜けることができるようです。
ハタラキモノくんは、最初、バスを利用したこのルートを考えていたようです。
調べていないので分かりませんが、飯盛山、長池山はもっと富士山に近づくことができるから、さらに富士山が大きく見えるのかな????
マイカーだとしても、飯盛山、長池山を越え、山中湖畔の「大出山入口バス停」から10分間ほどバスに乗車。
「石割山ハイキングコース入口バス停」で降車。
そこから1㎞ちょっと歩くと、また駐車場に戻ることができますね。
そのルートも面白そうだな~なんて、後から調べていて思いました。
ただし、バスは2時間に1本しかないので、時間を合わせるのが難しいのかなあ…。
復路
山道を下り、山道を登り、階段を下り、階段を登り…
帰りも、とてもきつかった!!!
時々休憩をとりながら、元の道を戻り、、、
往路は、石割山方面から平尾山方面に向かいました。
復路はこの分岐点で、平尾山方面から平野方面へ向かいます。


その後… あれ? おかしいなあ。
いつの間にか予定と違う道を進んでいる。
私達はさらなる分岐点を見落としてしまったのかもしれません。
貯水池の方に進みたかったのですが、違うルートで帰っていました。
結局、駐車場のトイレの方に繋がる道を下りていきました。


無事下山!
駐車場には車がいっぱい。
私達よりも早く来ていた車の多くは、もう停まっていませんでした。
そういえば、平尾山までは割と人が多かったけど、大平山にに向かう時は、あまり人とすれ違わなかったように思います。
石割山や平尾山まで行って、引き返す人が多いのかもしれないですね。
この時間(12:10頃)でも、これから停めようとする車や、バス停の方向から歩いてくる人がいるから、石割山は「短時間で手軽に登れる山」なのだと思います。
私のライバルとなった小さな子供も登れる山でした😊


「駐車場が満車の場合、路上駐車」というのは、事前情報として得ていました。
駐車場には25台くらい駐車していて、道路には30台以上縦列駐車をしていました。
この場所で行き止まりだし、このくらいの道路の幅があれば、路上駐車をしていても邪魔にならないように思いました。
楽々と登山用靴下と登山靴を脱ぎ、リラックスできる靴下とスニーカーに履き替え、帰路につきます。
帰りは一般道で帰ってみましたが、山道の運転は疲れるので、有料道路にすれば良かった。。。💦



はあ~ 今日は、アップダウンが多くて、かなり疲れたな~。階段だらけだったから、明日は筋肉痛になりそう~!
私、今日の登山、ものすごく頑張ったね~!!



僕が今日、一番力を入れて頑張ったのは、靴下を引っ張った時だよ。